真黒沢　最強伝説

来ました！とうとう来ました！
黒沢の新シリーズスタートォォォーーーー！！！！

旧・黒沢を読んだ時、絶対「クロちゃん死んじゃったよ・・・」と思い涙をこぼして
最終回を読んだものですが、まさか生きていたとは・・・ッ！嬉しい！

黒沢は福本作品の中では珍しく「ギャンブル」がない漫画です。
冴えないモテない人望のない４０半ばのおじさんが、人望を得るために
空回りしつつも一生懸命頑張る、そんなハートフルストーリー☆彡です。

どれだけの読者がアジフライ事件で
胸を痛めたことでしょうか。

どれだけの読者が
「いやだ、もう見るのが辛い、苦しい・・・ッ」
と思ったことでしょうか。

しかし黒沢の人生はまだまだ続くようです。

以下一巻の感想（ネタバレ注意！）

まずクロちゃんは８年間昏睡状態で眠っていたようです。
そして天国で天国欝になっています。楽園のような場所なのにやる気がなく楽しめない・・・
その理由は女がいないから！！

宴会仲間の長老が言うには「女はみんな地獄。繁殖しないから天国に女は必要なし！」とのこと。
「女のいない場所なんてヤダヤダ！」と女を探しに雲の上を延々と歩きますが、
人がいたと思って駆け寄ったら、さっきの場所でさっきの宴会仲間たち！
驚いていると宴会仲間たちの顔が全部黒沢の顔に！

「どうりで話が合うわけだよ！全員自分なんだから！」と嘆くクロちゃん！
そんなの進歩ないし自分で自分を慰めている可哀想な奴じゃないか！

とまあ天国でのワンシーンから話は始まり黒沢・・・下界へ・・・ッ！
その理由はともかく女・・・ッ！

女が欲しい――――・・・ッ！


もうこの時点で大笑いです。煩悩の塊。まさに淫魔。ある意味ピュアすぎる。
旧・黒沢では「女」というより「人望」を欲しがっていましたが、８年天国で女のいない
生活をしていた反動でしょうか？それとも旧の方で一応人望は手に入れたから？
すべての行動理念が「女の子（若い子）にモテたい」になったようです。

そんなんだから長老に
「お前魂が劣化してる！前の人生の時の方がマシ！」
とか言われちゃうんだよ！くぅー痺れる！このダメっぷり！

しかしクロちゃんは相変わらず若い女の子が大好きですねー。
自分はもう５４歳なのに１０代、２０代の女の子と普通にお付き合いできると
思っているところが、痛いというか常識がないというか自分が見えていない
というかクロちゃんがクロちゃんである所以であるというか。

年齢的には病院の婦長さんと多分同い年くらいなのにまったく。
「こいつ・・・爽やかじゃないなッ！」と婦長が怒るのも当然です。

まあ、そんな笑えるシーンの他にもちょっと泣けるシーンもあり、
大満足でのスタートです。
新・黒沢！

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